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先日、一通のメールが筆者のもとにやってきた。オワンダジャパンからの連絡である。この会社は、滅多に広告メールを打ってこないので、珍しいと思い開いてみた。すると、新たにオフショア人民元(じんみんげん・レンミンビー)をUSD/CNYで扱い開始すると言うではないか。これで、数少ない人民元取り扱い証券会社が増えた訳だ。
実は、人民元対ドルの通貨ペアというは、レアなFX通貨ペアであると同時に、非常にトレンドを読みやすい・儲けやすい通貨なのだ。そこで今回は、人民元の特徴と、オワンダジャパンで取り引きするメリットを解説しようと思う。
- オワンダジャパンからの案内
- オフショア人民元とは
- 人民元(USD/CNY)のありえない特徴
- 人民元の買いトレンドを狙う
オワンダジャパンからの案内
筆者の元に、オワンダジャパンから人民元取引開始のメールが来た。つい最近、7月17日のことである。
以下は、そのメール文だ。
お客様各位
平素はOANDA Japan のFXサービスをご利用いただきまして
誠にありがとうございます。
この度、当社では平成26年7月21日より、以下の通貨ペアのサービスを開始いたします。
これに伴い、『店頭外国為替証拠金取引「OANDA fxTrade」 取引説明書』にも
追記いたしましたのでご確認ください。
追加通貨ペア
・USD/CNH(米ドル/オフショア人民元)」
※レバレッジは個人・法人ともに20倍となります。
オワンダジャパンは、大体の通貨ペアに関してスプレッドが狭い。オワンダであれば、きっと人民元の手数料も安いだろうと早速調べてみた。
結果、スプレッドは150pips。といっても、USD/CNYは1pips=0.00001CNYだ。スプレッドを円に換算してみよう。いま、1CNY=16.3円だから、10,000通貨の取引では以下の計算になる。
スプレッド(円)=150pips×0.00001×10,000×16.3=244.5
片道250円のスプレッドというところか。やっぱりオワンダのスプレッドは安かった。
オフショア人民元とは
オフショア人民元の扱い業者が増えたのはいいことだ。ただ、人民元という通貨は、かなり癖がある。ここでは、ちょっとその癖を確認しておこう。
まず、「オフショア」が頭に着く点だ。オフショア人民元というのは、要は中国元な訳だ。しかし、「オフショア」と付くのには訳がある。それは、直接、中国市場で売買されていないことだ。
人民元は、規制通貨である。いまだに当局は自由売買を認める気配がない。では、なぜ、FXで人民元の為替取引が可能であるのか?それは、香港経由での取引があるからだ。中国当局は、香港との自由取引だけは認めている。
つまり、人民元の取引の実体は、中国元・香港ドル・USドルと、間に香港ドルを挟んだクロス通貨なのである。これが人民元に「オフショア」の接頭詞が付く理由だ。
人民元(USD/CNY)のありえない特徴
うんちくついでに、人民元の面白い特徴を紹介しよう。以下は、USD/CNYのチャートをオワンダMT4でキャプチャしたものだ。
※チャートチャートの時間軸はMONTYLY。ここ数年のトレンドを示している。
気づいただろうか?いや、いやでも気づくだろう。下落トレンド(=対ドルでの人民元買い)がずっと続いているのである。
この理由をご存じだろうか?別に、人民元が対ドルでの人気がある訳ではない。なぜなら、自由取引の取引量は、為替相場を動かすほどの出来高がないからだ。
実はこれ。中国当局の外貨バスケット買い入れの結果なのである。中国当局は、人民元の相場安定のために、通貨バスケットに外貨を買い貯めているのだ。
外貨バスケットの買い入れでは、当局に対する米ドルの売りのポジションだけが積みあがる。人民元売りのポジションは、ほとんど存在しないのだ。結果として、対人民元でのドル売り・ドル下落のトレンドだけが続くのである。
人民元の買いトレンドを狙う
以上の通り、人民元(USD/CNY)は一方通行の買いトレンドが続く非常に分かりやすい通貨ペアであることを述べた。
もっとも、現実問題としては、①国内に取り扱い業者がない、②スプレッドが広い、③スプレッドを埋めるため長期のポジションが必要、といった制約が課されている。
その点、今回、オワンダジャパンでUSD/CNYの取り扱いを開始したことは朗報だ。低スプレッドで取引が短期であっても問題ない。さらに、人民元は機関投資家が手出しできない通貨であるため、厳しい競争にさらされなくてよい。
興味を持たれた読者の方は、是非、取引を初めて頂きたい。
参考リンク:OANDA Japanでトレードするメリット
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